突然ですが、私は2年前の26歳の時に資産運用を始めることにしました。
なぜ資産運用を始めたのか?想像してみてください。
あなたは老後にゆとりのある生活を送れていますか?
それとも、定年後も働いている姿が見えますか?
なぜ資産運用をするのか?
私は、このまま何もせず老後を迎えたらどうなっているのだろう?という漠然とした不安があります。
年金受給金額の減少、終身雇用制度、退職金制度の廃止、増税、高齢化社会などの現代に抱える社会問題。
先行き不透明な時代に私たちを取り巻く日本社会には様々な不安要素があります。
なので、老後にゆとりのある生活をするために、何が必要なのかを調べてみました。
それは、稼いだお金の一部にも働いてもらい、将来のために資産を形成していく「資産運用」だったのです。
資産運用をするかしないかによって、老後ゆとりのある生活ができるかできないかが決まると言っても過言ではありません。
そこで、老後ゆとりのある生活をするのに必要な金額はどれぐらい必要なのかを調べてみました。
老後ゆとりのある生活をするのに必要な金額は?
厚生労働省の資料によると、平成30年度の厚生年金(夫婦2人分の老後基礎年金を含む標準的な年金額)は約22万円となっています。
※厚生年金とは、夫が平均的収入(賞与含む月額換算の平均標準報酬が42.8万円)で40年間就業し、妻がその期間全て専業主婦であった世帯が年金を受け取りはじめる場合の給付水準です。
一方、生命保険文化センター「生活保障に関する調査/平成28年度」によると、老後夫婦2人でゆとりがあると感じる生活費は平均約35万円となっています。
つまり、年金だけではその差額の約13万円は不足していることになります。
不足分は労働により収入を得るか、貯金を崩していくしかありません。
仮に毎月13万円貯金から取り崩していくとします。
すると、年間で156万円必要です。
老後20年間は生きるとすると単純計算で3,120万円必要
つまり、年金をもらう年齢までに、約3,120万円の貯金が必要ということです。
65歳で年金をもらい始めるとして、私(28歳)をモデルにすると毎月7万円の貯金を37年間は続けなければなりません。
改めて計算してみると今の給料で月7万円捻出するのは少々厳しい事がわかりました。
老後退職金は含めず、単純に2,000万円ぐらいなら貯金があると仮定しましょう。
そうすると、約13年間はゆとりのある生活が出来ます。
2,000万円を資産運用しながら貯金を崩していくと…?
年2%の資産運用で約15年間
年4%の資産運用で約18年間
年6%の資産運用で約25年間
ゆとりのある生活ができる時間が伸びましたね。
では、もう少し金額を上げて、貯金を2,500万円とした場合を見てみましょう。
年2%の資産運用で19年間
年4%の資産運用で26年間
年6%の資産運用で52年間(笑)
2,500万円あれば、4%の運用でも余裕で老後を楽しむ生活ができますよね。
ちなみにこの年数は資本回収係数を用いて計算しました。
取崩可能額=資金×年金現価係数
資本回収係数=年利率÷[1-{(1+年利率)^{年数×(-1)}}
老後に必要な金額はわかりました。
じゃあ次は、その2,000万円はどうやって貯めるのか?です。
2,000万円を貯めるには?
28歳の私が65歳までに2,000万円貯めるためには毎月4.5万円の貯金を37年間続ける事が必要になってきます。
この金額なら十分可能な額かも知れませんが、もっと余裕を持って毎月3万円なら捻出できると仮定します。
毎月3万円の貯金でだけで2,000万円貯めるには55年必要です。
目標金額の2,000万円に達成する頃、私は83歳です。笑
毎月3万円を年3%で資産運用したらどうなるでしょうか?
毎月3万円を貯金ではなく、資産運用してみましょう。
なんと、年3%の利回りだと32年9ヶ月で目標の2,000万円達成します!
60歳なので老後も多少は生活できますね。
毎月3万円を年5%で資産運用した場合は?
年5%で資産運用した場合だと、27年で目標の2,000万円達成です!
投資初心者が年3%~5%の資産運用をするには?
私も運用している投資信託または、ロボアドバイザーがおすすめです。
もちろん、投資なので絶対はありません。
預金と比べれば、リスクは確かにあります。
しかし、ある程度リスクを抑えた投資をすることができるのが、投資信託やロボアドバイザーになります。
この2つがどうして初心者におすすめなのか、理由を軽く説明していきますね。
投資信託について
さらに、投資信託では2018年1月より「つみたてNISA」という制度が始まりました。
これは投資信託の運用利益が非課税になる素晴らしい制度です。
例えば私が運用している「ひふみプラス」という商品ですが、2018年8月度の運用レポートによると、1年で+16.2%という運用成績を公開しています。
投資信託の運用レポートは公開されている場合がほとんどですので、気になる銘柄は見てみると良いでしょう。
投資信託のメリット・デメリットを別記事でまとめましたのでこちらも併せてご覧ください。
ロボアドバイザーについて
次におすすめするのは、完全にほったらかしで運用できるロボアドバイザーです。
ロボアドバイザーとは
人工知能を利用して、世界のお金持ちや機関投資家が使う金融アルゴリズムを提供しているサービスのことを言います。
いくつかの質問に答えると、その回答に応じてポートフォリオを組んでくれます。
ポートフォリオとは
金融商品の組み合わせのことで、「ポートフォリオを組む」ということは、どんな運用商品をどれぐらい持つか、などの検討をするという意味です。
ロボアドバイザーにはいくつか種類がありますが、その中でも私も運用しているウェルスナビがおすすめです。
ただし、こちらは始めるのに最低10万円から必要になります。
さらに、投資信託より手数料はやや高めで、短期的には稼げないため、長期的な運用を目的としています。
また、ロボアドバイザーはサービス開始(2016年1月)して間もないため実績が浅いですが、公式サイトに今までの実績も載っていますので一部紹介します。
円建てでの結果は2018年8月までの期間で累積元本額が193万円なのに対して、資産評価額はリスク許容度に応じて207万円(+7.0%)から237万円(+23.0%)に成長しました。短期的には良いときも悪いときもあったものの、期間全体で見ると、しっかりと資産を増やすことができました。
公式サイトより引用
ウェルスナビのメリット・デメリットを別記事でまとめましたのでこちらも併せてご覧ください。
まとめ
- 老後のことを考えて2,000万円用意するためには、貯金だけでは達成するのが困難。
- しかし、投資信託やロボアドバイザーによる資産運用により、達成しやすく!
私のように面倒くさがりな方でも放ったらかしで資産運用は簡単にできちゃいます。
0円から1万円でも可能な資産運用方法をまとめてみましたので、こちらも読んでみてくださいね。
放ったらかし資産運用の強みは「時間」です。
時間をかければかけるほど、複利運用によって雪だるま形式に期待値の上昇幅は膨れ上がっていきます。
あなたは今何歳ですか?定年まであと何年ありますか?
時間を味方にしましょう。
今頑張ったやつだけが、未来のプラチナチケットを手に入れられるんだ。
(矢沢永吉さんの「20代で頑張った奴だけが、30代のプラチナチケットを手に入れられるんだ。」という言葉を借りて少しもじらせていただきました。)
投資は余剰資金(最悪なくなってもいいお金)でやるようにしましょう!
読んでいただきありがとうございました◎
以下は、私が運用している商品ごとに飛べるリンク集を作りました。
商品によって毎月運用報告も載せておりますので何かの役に立てば幸いです。
Twitter(@dawasika2017)や匿名で質問できる質問箱も設けましたのでも何か質問等あれば遠慮なく言ってください!