毎月3万円で世界の基軸通貨である米ドルでFX積立をし、スワップで毎月1万円を得るためのシミュレーションをやってみました。
米ドルスワップ積立投資シミュレーションルール
- 毎月3万円積立
- 1米ドル=110円で計算
- スワップ金利は80円で計算
- SBIFXトレードで1通貨単位で取引
- レバレッジ5倍
- 100通貨単位で複利運用
- 為替差損益は考慮しない
- 注意:2018年10月時点でのシミュレーション
シミュレーション結果:27ヶ月目で毎月1万円のスワップ収入
27ヶ月目にして、毎月1万円の不労所得を得ることができそうですね。
複利運用の方法は100ドル単位で計算しているので、
100ドル×110円÷レバレッジ5倍=2,200スワップ
貯まるごとに追加購入していきます。
10年間(120ヶ月)続けた場合:毎月8万円のスワップ収入
48ヶ月で毎月2万円、120ヶ月で毎月8万円のスワップポイントを得られるようになるんですね。
レバレッジ5倍のロスカットレートは88円。
米ドル円の戦後最安値は2011年の時で75円なので、戦後最安値までこの10年で下がるとお考えの場合はレバレッジは抑えるのが吉でしょう。
リスクはありますが米ドルは安定しているため、急落するのは余程のことがない限り無いと思っています。
ロスカットに至るまでにスワップポイントも溜まっているでしょうから、ロスカットを免れる可能性も高いと考えます。
とはいえ、万が一の時を考えていつでも追加できる余裕資金を用意することも視野にいれていいかもしれませんね。
81万円一括でスワップ運用した際の期待利回りは?
例えば、初期投資資金81万円、米ドル円110円、スワップ金利1日80円とすると下記のような感じになります。
米ドル円の戦後最安値は2011年の時で75円です。
そう考えると、円高が進み戦後最安値になってもロスカットされない、3倍以内にしたほうが資金効率がよさそうです。
先程の積立投資と同じ設定で81万円をレバレッジ5倍で運用しても、月8,833円のスワップしかもらえません。
ただ、1ヶ月目から8,833円のスワップがもらえるため、それを元に複利運用していくとまた話は変わってきますけどね。
一括で81万円は厳しいという方でも、毎月3万円ならイケるのではないでしょうか。
ただ、このシミュレーションは為替差損は考慮していないため、円高時に所有できていれば、円安時には儲かるでしょう。
しかし、逆に円安時に所有していれば円高時には大損します。
そういった意味では利益を取るか、リスクを取るかという話になりますが、私は積立でリスクを抑える方法がより安全だと思っています。
米ドルの特徴とは?
米ドルについて改めて知る良い機会だったので調べてみました。
簡単ではありますがサラッとポイントだけどうぞ。
米ドルは世界の基軸通貨
基軸通貨というのは、その国だけでなく世界中の貿易などの決済に利用されている通貨のことです。
全世界でドルが流通していますよね。
そのため、急な暴騰・暴落が他の通貨に比べると少なく、安定している通貨といえます。
基軸通貨は、通貨発行国の経済規模や政治力、軍事力などで決まると言われ、通貨価値の安定、高度に発達した金融・為替・資本市場、対外取引規制がないことが必要となります。
米ドル円の過去10年間のチャート
上の画像は米ドル円の過去10年間のチャート(2018年10月25日時点)です。
2011年10月31日に大きく下落して75.54円という戦後最安値になりました。
その後は上昇し100円から120円位の間を推移しているのがわかりますね。
米ドルに影響を与えるものって?
ドルに対する信用不安、アメリカの政治、経済状況等がドルを左右する直接的要因になると言われています。
様々な経済指標の発表がありますが、特に下記の経済指標の発表時には為替が大きく変動しやすいため要チェックです。
- 米国非農業部門雇用者数(雇用統計)
- 米国失業率
- 政策金利発表
- 大統領の発言
- 米国GDP
特に、毎月第一金曜日に発表される非農業部門雇用者数と、雇用統計の失業率という、アメリカの雇用に関する情報発表時はかなり為替が変動しやすいです。
実は国債の格付けは最高ではない?
主要格付け会社3社(ムーディーズ・S&P・フィッチ)で、ムーディーズ・フィッチでは最高格付けとなっていますが、S&Pは一段階下の「AA+」となっています。
それでも格付け会社2社が最高格付けとしているので、国としての安全度、信用度は世界でもトップレベルなのは間違いありません。
ちなみに、日本と私が実際に投資している高金利通貨で比較してみました。(2018/10/27時点)
日本はA1・A+・A
トルコリラはBa3・B+・BB-
南アフリカランドはBaa3・BB・BB+
比べても分かる通り高金利通貨は結構下の方です。笑
S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)とフィッチ・レーティングスでは同じ記号でAAA(トリプルA)からA(シングルA)、BBB~B、CCC~C、という形式で表記され、AA~CCCまでに+、ーを付加することでさらに3段階に細分化されます。
ムーディーズではAaa~A、Baa~B、Caa~C、という形式で表記され、Aa~Caaまでは1,2,3を付加することで3段階に細分化されます。
それぞれの意味合いは以下のとおりになります。
-
Aaa/AAA 信用リスクが最小限(信用力が最大)
Aa/AA 信用リスクが極めて低い(信用力大)
A/A 信用リスクが低い(信用力あり)
Baa/BBB 信用リスクは中程度(信用力中程度)
※このランク(Baa3/BBB-)までが一般的に「投資適格級」とされる。Ba/BB 相当の信用リスク
※このランク(Ba1/BB+)以下は
「投資不適格級」「ジャンク級」などと呼ばれる。
B/B 信用リスクが高い
Caa/CCC 信用リスクが極めて高い
SD/RD 選択的デフォルト・一部債務不履行
D 債務不履行
私が実際にやっているトルコリラと南アフリカランドでスワップ投資についてはこちら
米ドルのスワップ投資向け業者はどこ?
米ドルのスワップ投資をするのに向いている業者を調べてみました。(2019年7月29日時点)
今回のシミュレーションでは、買いスワップしか見ていないため、買いスワップの高い順におすすめ業者を選びました。
おすすめ度 | |
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買いスワップ | 84円(1万通貨で1日あたり) |
最小取引単位 | 10,000通貨 |
スプレッド | 0.5銭 |
おすすめ度 | |
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買いスワップ | 80円(1万通貨で1日あたり) |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
スプレッド | 0.3銭 |
おすすめ度 | |
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買いスワップ | 75円(1万通貨で1日あたり) |
最小取引単位 | 100通貨 |
スプレッド | 0.3銭 |
まとめ
- 毎月3万円投資を27ヶ月続けると毎月1万円のスワップ収入が得られる
- そのまま続けると48ヶ月で毎月2万円、120ヶ月で毎月8万円
- 米ドルがこの先どう動くか予想しながらレバレッジ管理するのが大事
- はじめるならスワップポイントの高い業者ではじめよう
あくまでもシミュレーションです。
結果を保証するものではありませんのでご注意ください。
また、投資は余剰資金で行うようにしてくださいね。
読んでいただきありがとうございました◎
以下は、私が運用している商品ごとに飛べるリンク集を作りました。
商品によって毎月運用報告も載せておりますので何かの役に立てば幸いです。
Twitter(@dawasika2017)や匿名で質問できる質問箱も設けましたのでも何か質問等あれば遠慮なく言ってください!